アレルギー科
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皮膚や気道(鼻、喉、気管支)、消化器などのアレルギーの原因を調べ、吸入薬、抗アレルギー薬、点眼薬、点鼻薬など治療を行います。
◦花粉症
◦喘息★スギ花粉による花粉症の治療『アレルゲン免疫療法』
アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、からだをアレルゲンに慣らし、症状を和らげたり、体質改善が期待できる治療法です。
皮下免疫療法や舌下免疫療法があります。舌下免疫療法は舌下に治療薬を投与します。自宅で行うことができます。
長期にわたり、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。
スギ花粉が飛ぶ時期には始めることができません。来年のスギ花粉の時期に備えて、今から始めましょう。
スギ花粉症の舌下免疫療法
ゴールデンウイークが終わり、免疫療法の治療開始しました。
治療を早く始めることで、来年の効果がよくなります。学生の方てあれば治療の効果が最も高くなるには2年間の治療がお勧めです。
小学4年生、中学1年生、高校1年生の方は今から治療を始めて、受験の準備をしましょう。
「スギ花粉症の舌下免疫療法」とは
スギの花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどのアレルギー症状を起こすことを「スギ花粉症」といいます。
その治療には主に以下の治療があります。
● スギ花粉の除去・回避
● 薬物療法(アレグラなどの抗アレルギー薬)
● アレルゲン免疫療法(注射による皮下免疫療法・薬による舌下免疫療法)
● 手術療法(花の粘膜を固くすることや、神経を遮断して症状を和らげます。)
がありますが
舌下免疫療法は
「スギの花粉のタンパクを抽出したもの」を毎日舌の下に置いて溶かすことで、身体をスギ花粉に慣らして、症状を和らげます。根本的な体質改善が期待されます。
「スギ花粉の舌下免疫療法」が選ばれる理由
● 中学受験・高校受験・大学受験の勉強中に花粉症の症状(思考力の低下・疲労感など)で集中できない。塾通学の始まる小学校4年生くらいから始めたい。
● 薬物療法だけでは効果が不十分(小児には使用できる薬に制限がある)。
→ 効果の良い内服薬・点眼薬・点鼻薬には小児に副作用の多いものがある。
舌下免疫療法を行うことにより、副作用の少ない薬でも花粉症症状を抑 えることが可能になる。
● スギ花粉で肌荒れを起こし、顔のなどの露出している皮膚にかゆみや赤みがある。
「舌下免疫療法を始める時期」
スギ花粉が飛んでいる時期は治療を新たに開始できません。ゴールデンウイークが終わるくらいに早速治療を始めると、来年の花粉飛散時期に現在のような苦しい症状が減ることが期待されます。